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2013リーグ戦VS法政大学[観戦記]

投稿日時:2013/09/25(水) 18:56

平成25年9月21日(土) 18時KO 海老名運動公園


いよいよ2013年ハリケーンズの初戦を迎える日が来た。
朝晩は夏服では少し肌寒く、会場に到着した17時半頃はすでに周囲は薄暗く初秋を思わせる風も心地よい。海老名運動公園なる河川敷の試合会場はすでに両チームのウォーミングアップが行われていた。どうやら練習場なるものは存在しないらしく、コートの半分をお互いが利用してのアップを暫し静観する。


=前半=
まず先制したのは日大、前半13分、敵陣10mやや右サイドの密集で法政の反則、13番マイケルがPG成功。
3-0

その3分後またもや日大、敵陣10m付近のラインアウトから右に展開中央でラックとなるが、すかさず左に展開すると敵ラインの裏へキック。それを14番小沢が拾ってゴールまで運びトライ。ゴールも決まる。
10-0

前半20分、自陣22m付近のMBスクラムから陣地をとるキック、敵がボール処理を誤っているいうちにモールとなるが、それを奪ってBKに展開、またもやマイケルが抜け出し、これもまた14番小沢へつなぎそのままトライ、ゴールはならず。
15-0

さらに前半25分、法政陣10m付近の法政ボールのラインアウトを敵が後逸、すかさず日大FWがゴール前まで攻め込む。敵ゴール前での猛攻からBKへ展開し、この日3度目となるウイング小沢がゴールラインを超えた。ゴールも成功。
22-0

終盤、お互いの積極的なせめぎ合いも切り札を欠き、得点に結びつくような事はなく前半を終了する。


=後半=
開始早々、法政の積極的な攻撃を日大が受ける形がしばらく続いた。
しかし後半7分、自陣ゴール前での法政ボールスクラムからニアサイド攻撃を受けるが日大FWよく耐える。しかしフェースを重ねられた敵FWの猛攻に耐えきれずトライを許す。ゴールも成功。
22-7

ここから、スロースタートの法政の攻撃が威力を増してきた。何度もゲインラインを突破されたが、懸命のディフェンスで何とか凌いでいる。法政の攻撃もややパターン化されつつあるように思えたが、日大のディフェンスも素晴らしく何度もピンチを救っていた。結局この後はスコアレスでの終了となり、昨季に続き、開幕戦を勝利で飾ることが出来た。

課題を残した結果ではあるが、次節も勝利目指して選手の健闘を祈ろうと思う。



以 上
昭和61年卒 漆原正人

2012大学選手権セカンドステージ第1戦VS明治大学[観戦記]

投稿日時:2012/12/11(火) 13:15

平成24年12月9日(日)(ユアテックスタジアム仙台)


4年振りの大学選手権出場ということで遠く仙台まで日帰り弾丸ツアーを企画し、中濱OB(昭和62年卒)とともに朝6時に東京を出発し東北道をひたすら真っ直ぐ仙台に向かうはずでしたが、降雪のためチェーン規制&通行止め区間ありとの表示・・・。ネクスコ東日本に電話しても『夏タイヤじゃ無理です。引き返した方がいいですよ。』とのこと。明治戦生観戦&牛タンコースを断念し、Jスポーツでテレビ観戦となりました。
皆さん大変申し訳ありませんが、今回は私のテレビ観戦記で我慢してください。

昨夜からの降雪でピッチは白一色、地域のボランティア・高校生が雪掻きをしてくれたおかげで試合が出来たそうです。しかし、天候は曇り・気温1℃・ピッチの状態は最悪です。細かなパスとワイドな攻撃が持ち味のハリケーンズにとっては厳しく、FW戦を好む明治としては有利と言えます。

法政戦で怪我したLO館山の代わりに大窪をLOに上げ、CTBマイケルを№8に上げる作戦に出ました。BKはSO及川、CTB下地・内山という布陣です。FW密集戦で出来るだけ明治を跳ね返さねばならない状況にあり、その打開策にマイケルを№8にしたと思われます。テレビ解説者藤島氏も対抗戦勢は外国人選手との対戦が少ないので効果的だと発言しています。

試合は、前半3-21、後半0-19、合計3-40で敗れました。
前半早々、マイケルの鋭いアタックで大きくゲインしてPGで先制しました。しかし、ゴール前の明治の強力モールに圧倒され主導権を取られ、スクラムも圧倒されました。法政戦でゲームの入り方が悪く最後まで修正がつかない状況にありましたが、個々のタックルとメンタル面は修正されていました。スクラム・密集戦での反則がゴール前ラインアウトを生み、モールを組まれトライという、悲しい程何も出来ない(防ぎようが無い)ゲームとなってしまいました。このような試合を観ると簡単に『FW徹底強化』を掲げ、相手FWを押し込めなくても、押し込まれないだけの力量でもいいから強化を図りたくなるのでしょうが、ことはそれほど簡単なものではなく。FW強化に傾くと、現在保持している優れた部分が削がれたりするのではないかと思います。

この試合でSO及川・CTB徳留が怪我途中交代となり、次戦に向けてバックアップメンバーの総力戦となるのは必然です。リーグ戦で0-29敗戦した東海大学にどう挑むのか非常に興味もあります。ベスト4国立の舞台は厳しくなりましたが、来シーズンに向けて実のある戦いを期待しましょう。
 

平成11年卒 栗原 剛

2012リーグ戦VS法政大学[観戦記]

投稿日時:2012/12/11(火) 13:09

法政大学戦


2012年11月25日(秩父宮ラグビー場)


21-54(前半23-7、後半31-14)で負けました。これにより、リーグ戦の成績は4勝3敗で5位となりました。

今後の予定は
12月9日
仙台で対抗戦3位

12月16日
熊谷で関東リーグ戦1位

12月23日
博多で関西4位
となります。福岡、仙台へ遠征となりますので、多くの地方OBの皆様の応援のほどよろしくお願いいたします。

2012リーグ戦VS大東文化大学[観戦記]

投稿日時:2012/11/15(木) 12:02

大東文化大学戦


平成24年11月10日(秩父宮ラグビー場)


夏合宿のあと、9/5に稲城グランドで選手諸君に私は云った。
『今年は日大の歴史を変えよう。加藤HCを迎え、グランドは人工芝の立派なものを作ってもらい、ナイターの設備は完成、そして3月にはウエイトトレーニング付きの寮を作ってもらった。こんな機会はもうないのではないか。こんな時だからこそ成績も変える必要があるのだ。自身のためにも、大学のためにも、OBのためにも、ファンのためにも、それに向かって努力してほしい』
その後練習を何回か見させてもらった。登校日は17:30から21:00まで、学校のない日は13:00からグランド練習。その他に週4日のウエイトトレーニング、鬼の川平コーチにがっちり絞られたあとの土曜日の午後からのグランド練習は皆筋肉痛のようだ。50数年前の練習内容とは全く違った近代ラグビー用。この練習が今のラグビーにはまっている。

今日は大東文化大戦を秩父宮の高い観覧席から観戦させてもらった。手元の資料によると、昭和42年から平成23年まで両校の対戦成績は日本大学の21勝18敗3分け、平成13年からの10年の成績は4勝6敗と負け越している。今期はいままで5連敗と勝ち星はないが日大にとっては侮れない相手だ。途中経過を携帯で聞いてきたOBは、「ここ数年負けが込んでいるので心配だ」と云っていたがまさにその通りである。

前半、日大野球場よりの風上に陣する。大東大のKO。
快勝した中大戦と全く同じスターテングメンバーだ。出足の悪いいつもの日大と違い今日はすこぶる快調。
7分、ゲーム初めてのタイトスクラム、大丈夫押されない。今日は勝てる、と興奮している自分の胸に言い聞かせる。
8分、NO11の瀧水君、小川主将からのパスをすばらしい良いスピードでもらい、ポスト下にトライ、小川主将のゴール決まる。
15分、ラインアウトモールからTBパス、タックル振り切ってNO13マイケル君中央へトライ。大東大のTBのデフェンスは前に出る圧力がない。
28分、ラインアウトからNO8高橋君が抜け小川君から瀧水君へ、彼はこの日の2本目のトライ。
37分、NO15冨樫君トライ。マイケル君の左タッチ沿いの好走があった。
終了間際、ゴール前のモールから小川君の絶妙なインゴール内にキックパス、見事に瀧水君キャッチ、トライ、難しい位置のトライだったがゴール決める。
前半5本のトライ、このゴールを小川君が全部決めた。
快調にTBにて得点を重ねる。35:0にて折り返しとなる。


後半、日大風下、大東大ここから温存していた留学生一人を入れる。それほど風は強く吹いていないが、やはり大東大はキックで青山寄りの日大陣に攻め入る。
日大ゴール前押し込まれながら粘る。2分から7分、ここで2ペナルテーをとられたが、大東大はゴール狙わず、タッチへ。点差も開いていたからかとトライ狙いか。
11分、大東大は二人目の留学生を投入。
17分、ラインアウトから日大ゴール前のきれいなモールからNO2にこの試合初めてのトライを許す。この時間滞、留学生2名を入れた大東大が元気になる。
しかし、日大TBの前に出てのデフェンスのため大東大TBパスが回らない。中に切れるなどして日大の網にかかってしまっている。
日大のラインアウトが良くない、しばしば敵に取られる。
日大陣にて試合展開多し、大東大ペースがしばし続く。ウイングとFB冨樫君の一対一場面が二度ほどあったが彼の好タックルで止める。全員のデフェンスで得点を許さなかった。
後半の日大は無得点であったが、31分、瀧水君のリターンパスをもらったキテ君右中間にトライ。
39分、WTBの早川君のトライ。このトライはマイケル君が二人にタックルされながら
相手ウイングの背中越しに早川君に絶妙なパス、むずかしい位置からの小川君のゴールが決まった。

47:5にて日大の快勝。

今後の課題としてはラインアウトのマイボール確保の安定化、タイトスクラムの強化、スクラムサイドのデフェンスの強化、最後まで走り、勝とうというハートの維持。

今後の試合の必勝を祈る。
 

以 上
昭和35年卒 清野耕一

2012リーグ戦VS中央大学[観戦記]

投稿日時:2012/10/29(月) 16:46

中央大学戦


平成24年10月27日(西競技場)


拓殖大学戦の興奮がまだ冷めない27日、後半戦の大切な試合となる対中大戦を観戦した。中大は前週の関東学院戦で50点を取る豪快な試合を見せた強豪、接戦が予想された。

前半
立ち上がりの中大はバックス展開を中心としたダイナミックな攻撃で何度も日大陣に攻め込むパターンが多かった。セットからもゲインラインを簡単に突破し体格を生かしたFWがボールを確保し、更にBKに展開する。7分、自陣10mから少し入ったラインアウトからオープン攻撃を仕掛ける中大は連続攻撃で最後は7人制日本代表のFB羽野が日大のタックルを振り切って左中間にトライ。ゴール決まらず0-5。その後両者ハンドリングミスやキックミスが目立つ場面もあり一進一退。12分同じく敵陣22m付近のラインアウトから今度は本学がラックサイドを数回攻め最後はオープンに展開しトライ。ゴールも決まって7-5。27分にはこれも敵陣で相手のパスミスを上手く拾ってそのままトライ。ゴール成功14-5。38分にも追加点を上げ21-5となったが、終了間際中大のPGが決まって21-8にて前半終了。

先週の拓殖大学戦に比べ安定感があり、観戦する我々も落ち着いて観戦できた前半だった。

後半
後半開始直後、息を吹き返した中大は怒涛の攻撃で本学を攻め込む。開始直後の完璧なFW・BK一体となった攻撃であっさりと取られたかと思いきや、スローフォワードで命拾い。しかし、直後その勢いは止まらずトライを許す。ゴール成功で21-15。6点差まで追い詰められた本学は21分に敵の反則からPG成功。24-15と9点差に広げる。このPGの選択が結果的には有効だったと感じる。実際グランドではタッチを蹴るか、PGを選択するか相当悩んでいたように感じた。結局、ベンチからの『ショット』の指示で事なきを得る。小川主将も流石に悩んだのであろう。先週の拓大戦ではこの逆の選択が好結果を残しただけに、難しい判断だったかもしれない。もうここまで来れば安心して観戦できる。その後は中大の焦りで本来の攻めが出来なくなるのを待っていたかのように38分、40分と本学が連続してトライを奪う。そして最後の小川君のゴールは見事だった。右隅10m付近からの高く舞い上がった楕円球は秋の空に低く輝く太陽に吸い込まれるかのようにポストを通過したのである。
 

以 上
昭和61年卒 漆原正人

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